パリ五輪体操男子で種目別鉄棒で金メダルに輝き、平行棒でも銅メダルと合計4個のメダルを獲得した岡慎之助選手。
団体総合と個人総合を合わせた１大会３冠は１９７２年ミュンヘン五輪の加藤沢男以来５２年ぶりと快挙と話題になりましたね。
そんな岡慎之助選手が関西高校を中退しているとの噂が。
その噂の真相や小中学校や現在通っている大学など学歴について調べてみました。
岡慎之助は関西高校中退？
岡慎之助選手は、岡山県の強豪校である関西高校に進学しましたが、体操競技に専念するため、わずか1ヶ月で中退する決断を下しました。
引用：関西高校 HPより
関西高校はスポーツに力を入れている学校であり、岡選手もその環境での学びを期待していたことでしょうが、彼の目指す道はより専門的なトレーニングを必要としていました。
関西高校中退の理由
- 徳洲会体操クラブ入団する為
- 学業よりも競技に集中する為
日本では高校、大学の強豪校を経て、社会人チームに進むのがトップ選手の主流だ。岡は地元の岡山・関西高に進学したが、競技に集中するため一度も登校せずに退学。通信制の星槎国際高に入学し、より自分の力を伸ばせる練習環境を模索、〝中卒たたき上げ〟の覚悟で関係者を通じて、神奈川県に拠点を置く社会人の名門・徳洲会入りを打診し受け入れられた。
男子選手が中学卒業後すぐにシニアのトップチームに加入するのは極めて異例だった。心技体の成長や人間形成の面で重要な時期を迎えることもあり、徳洲会では岡の前所属先、おかやまジュニア体操スクールとも連携しながら育成を図った。
引用：サンスポ 2024/08/19
徳洲会体操クラブ入団する為
中退の理由は、より良い練習環境を求めるものでした。
岡慎之助選手は、徳洲会体操クラブに入部するために、通信制高校である星槎国際高等学校に転校しました。
この決断は、彼が体操選手としてのキャリアを真剣に考えた結果であり、学業よりも競技に集中する道を選んだことを示しています。
より柔軟な学習環境を手に入れた事により、彼の体操キャリアにおいて非常に重要なステップとなり、競技に専念するための環境を整えることができました。
徳洲会体操クラブは、トップアスリートが集まる場所であり、岡選手はそこでの厳しいトレーニングを通じて、技術を磨くことができました。
徳洲会体操クラブはシニアのトップチームの為、中学卒業すぐの入団は極めて異例だったそうです。
徳洲会体操クラブでの厳しいトレーニングを経て、彼は数々の大会で素晴らしい成績を収め、2024年のパリオリンピックでは金メダルを獲得するまでに成長しました。
学業よりも競技に集中する為
岡慎之助選手は通信制高校である星槎国際高等学校に転校しました。
学校法人国際学園が運営している学習センター方式を採用している私立高等学校です。
本部校としては札幌にありますが、分校として札幌以外の北海道地区、東北地区、関東地区、中部地区、近畿地区、中国地区、四国地区、九州地区と全国にキャンパスがある高校です。
岡選手は神奈川県にある星槎国際横浜鴨居に転入されています。
これは徳洲会体操クラブが神奈川県鎌倉市にある為に近くの分校に転入したようです。
中学卒業後、地元の高校を考えていたものの、「より力を付けるため」に社会人のトップチームに所属することを決意。神奈川県内の学校を選び、一人暮らしを始めた。「まだ、ご飯がうまく炊けないんです……」と、はにかむ岡。
引用元：徳洲会体操クラブ公式 HP より
地元の岡山から一人で出てきたとなると相当な覚悟があったのでしょう。
星槎国際高校に転校した岡選手は、通信制の利点を活かし、体操の練習時間を確保しながら学業を続けました。
この柔軟な学習スタイルは、彼にとって非常に重要であり、競技に必要な時間を確保する一方で、学業も疎かにしないというバランスを保つことができました。
通信制高校は、働きながら高校卒業資格取得を目指す生徒や高校に通うことができなかった成人のために、戦後すぐにスタートした仕組みです。必要最低限の授業やレポートの提出そしてテストを受けることで、高等学校卒業資格を取得するその仕組みは、必要とする生徒の変化とともに大きく役割を広げることとなります。
星槎は、50年前の小さな塾から始まり、どんな生徒でも通える場所作りを実践してきました。「生徒が学校に合わせる」ではなく「学校が生徒に合わせる」高校を作る時に、全日制ではなく、通信制の柔軟な仕組みが必要でした。
「通信制だけど、全日制以上にしっかり関わり、通学する」、当時は半ば、常識外れの学校として捉えられていた星槎国際高校の仕組みは、20年が経ち、多様な生徒のニーズを捉え、通信制高校のスタンダードとなりました。引用：
同級生に日本男子フィギュアスケートのトップアスリートの鍵山優真選手がいたそうです。
同じオリンピックという目標を掲げ、邁進している事で二人は自然に仲良くなったそうで。
サインの練習も二人でしていたようです。
星槎国際高校は他にも卓球の張本美和選手やフェンシングの上野選手など多くのオリンピック選手を輩出している学校でもあります。
このように、早期の中退と専門的な環境への移行は、岡選手の競技者としての道を切り開く大きな要因となったのです。
岡選手の成功は、選手としての情熱と努力の賜物であり、今後のスポーツ界にとっても大きな影響になると思います。
岡慎之助の小中学校や大学など学歴
- 出身小学校：岡山市立興除小学校？（公表されていない）
- 出身中学校：岡山市立興除中学校
- 出身高校：関西高校（岡山県）中退→星槎国際高校横浜鴨居（神奈川県）転入
- 出身大学：星槎大学（2025年現在、在学中）
岡慎之助の小学校
岡慎之助選手は、岡山市南区の小学校に通い始めた際、4歳から体操を始めました。
画像引用：KSB 5ch 2024/8/2 より
岡選手の体操の才能は早くから顕著であり、特に「おかやまジュニア体操スクール」での指導が彼の成長に大きく寄与しました。
（おかやまジュニア体操スクール／三宅裕二 代表）
「最初はもう足短く、手も短く、ころころした子どもでした。体操って見栄えなのでそこがマッチしなかったです、僕にとって。そういうのを変えたいから、短パンを少し短くして足を長く見せたりとか、いろいろやってきました」引用：KSB 5ch 2024/8/2 より
このスクールでは、彼は小学校2年生から中学3年生までの間、基礎的な技術を磨き、体操の楽しさを学びました。
岡慎之助の中学校
興除中学校に進学した岡選手は、学校に体操部がなかったため、外部の「おかやまジュニア体操スクール」で練習を続けました。
スクールでの厳しいトレーニングを通じて、彼は体操の基礎をしっかりと身につけ、仲間たちと切磋琢磨しながら成長していきました。
中学3年生のとき、岡選手は全国中学校体操競技選手権大会で個人総合と鉄棒で1位を獲得し、その実力を証明しました。
この成功は、彼の努力と才能の結晶であり、将来の競技者としての道を切り開く重要な瞬間でした。
彼の成績は、体操界における彼の地位を確立し、さらなる挑戦への意欲を高める要因となりました。
画像引用：KSB 5ch 2024/8/2 より
おかやまジュニア体操スクール／三宅裕二 代表）
「大きなけがを2年前に、前十字靭帯損傷したじゃないですか。あれからいろんな周りが見えるようになってきて、パリオリンピックを目指すっていうのはそこからスタートしました。人間として成長させてくれたなというけがだったなと」岡選手といえば安定した着地。中学2年生のときのKSBのインタビューで次のように答えていました。
（中学2年生当時／岡 慎之助 選手）
「最後の着地がきれいにまとまるように、僕もオリンピックに出て着地をびしっと決めたいです」引用：KSB 5ch 2024/8/2 より
岡慎之助の大学
岡慎之助選手は、星槎国際高校の系列校である星槎大学に進学し、通信制での学びを続けています。
この選択は、彼が体操競技に専念しながらも、学業を疎かにしないための重要なステップでした。
星槎大学は、アスリートが学業と競技を両立できるような環境を提供しており、岡選手もその恩恵を受けています。
彼の努力は、学びの場でも高く評価されており、大学側からも多くのサポートが寄せられています。
大学在学中、岡選手はパリオリンピックで金メダルを獲得し、学業と競技の両立を見事に実現しました。
この偉業は、彼の努力と星槎大学の支援があってこそ成し得たものです。
岡選手は、競技に集中しながらも、学びを続けることで、アスリートとしての成長を促進しています
岡選手は徳洲会体操クラブに所属し、日々の練習に励む中で、通信制大学での学びを継続しています。
このような岡選手の姿勢は、他のアスリートにとっても模範となり、学業とスポーツの両立の可能性を広げています。
まとめ
岡慎之助選手は中学卒業後、地元の強豪校である関西高校に進学しましたが、競技に集中するために入学からわずか1ヶ月で中退しました。
その後、通信制の星槎国際高校横浜に転校し、体操に専念する環境を整えました。
そこには理由が２つあり、①徳洲会体操クラブ入団する為②学業よりも競技に集中する為でした。
星槎国際高校に転校した岡選手は、通信制の利点を活かし、体操の練習時間を確保しながら学業を続けました。
この柔軟な学習スタイルは、彼にとって非常に重要であり、競技に必要な時間を確保する一方で、学業も疎かにしないというバランスを保つことができました。
小学校から始めた体操は地元のおかやまジュニア体操スクールで開花させ、岡山市立興除中学校時代に全国中学校体操競技選手権大会で個人総合と鉄棒で1位を獲得。
現在、星槎大学に通いながらパリオリンピックで4個のメダルを獲得しました。
勉強と競技を両立する為に中退という大きな決断を中学校卒業直後に行った岡選手、さすがですね。
トップアスリートとは自分の将来へのビジョンが明確でかつ、行動力も半端ないんですね。
子供がいる私にとってはどうしたらこんなお子さんになるのかぜひ岡選手の親御さんに聞いてみたい！と思うのでした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント